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はたらく投資家

サラリーマン生活に疲れきっている投資家が奮闘する日記(ポロリはないよ)

東芝の粉飾②

○粉飾の内容
粉飾の内容は概要に書いたとおり、長期大規模工事に関しての費用計上時期を将来へずらし、収益をかさ上げしていたものと思われます。

 

○なぜ日本監査法人は粉飾を見抜けなかったのか
これは謎です。長期大規模工事の費用計上に問題があるようですが、これは会計上使用した見積りの価格が実際想定されている見積りの価格よりも小さかったことに起因しているようです。結局は見積りがおかしいと気づけなかったということでしょうか。しかし見積りには虚偽が発生する可能性が相対的に高いため、監査人も注意をして監査を行っていたはずです。また、見積りについても専門的な知識を持つ監査人あるいは専門家を登用し、監査を実施していたはずです。したがって見つけられなかったと言うのはさすがに過失があると言わざるを得ないのではないでしょうか。あるいは、粉飾の片鱗は見つけていてもクライアントの企業に対して強く出ることが出来なかったのか、こちらについては過失というより悪意なのでより一層たちが悪いです。いずれにしても細かなことについては第三者委員会が調査中のため、それを待って判断した方が良さそうですね。

 

○粉飾は防げないのか
監査法人にいかに優秀な人がいたとしてもクライアントから報酬をもらう立場にある以上、立ち入った監査が出来ないのではないでしょうか。また、役員による不正に関しては社内からの告発を求めるというのは難しいかもしれません。なぜならば、役員の不正を暴くということは裏切りと感じてしまう方もいるでしょうし、それで会社が不利な状況に陥ってしまうならば、臭いものには蓋をしろということになってしまいます。
したがって、クライアント企業はクライアント企業からは独立した第三者 (たとえば証券取引委員会)へ監査報酬を支払い監査法人がその独立した第三者から報酬を受け取る形にするとずいぶん監査法人の独立性は保たれるように思えます。また、社内に経営者に楯突くことができるポジションの方を導入するというのもありでしょう。
ともに問題点はありますが、やはり粉飾を減らすには以上の方法が優れていると思われます。