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はたらく投資家

サラリーマン生活に疲れきっている投資家が奮闘する日記(ポロリはないよ)

レアアース

レアアースは、スカンジウム(Sc)、イットリウム(Y)にランタノイド15元素【ランタン(La)からルテチウム(Lu)】を加えた17元素の総称であり、電気自動車、燃料電池、風力発電などの用途に用いられ、日本の産業競争力の維持・発展に欠かせない原料です。


そのレアアース生産の最大手であるモリコープ社が6月25日に破産法の適用を申請しました。


2010年9月に尖閣諸島沖の衝突事件により日中関係が悪化し、レアアースの価格が一気に上昇した後日本でのレアアース確保を図るため住友商事がモリコープ社に(モリコープ社自体はそれ以前から存在する会社)出資したという経緯があります。


2011年7月には最高値を付け、それまでの数十倍まで高騰しました。しかしその後一度使われたレアアースの回収技術の発展や、レアアース代替材料の研究、中国以外からの輸入の増加等により需給が緩和したこと。そしてレアアースは価格変動リスクが高く製品開発においてできるだけ使用したくない原料という意識が根付いてしまったため、レアアース離れが発生。価格下落トレンドに乗り、現在では高騰前の水準程度に価格は戻っています。


このモリコープ社なのですが、6月上旬に社債の利払いを中止し、破産間近とささやかれていましたがついに、といった感じです。

高騰前水準からレアアースに携わっていたモリコープなのですが、今回破綻してしまったところをみると高騰前水準では採算の合わなかった鉱山等に手を出して高コストでの採掘を行っていたのでしょうか。