読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

はたらく投資家

サラリーマン生活に疲れきっている投資家が奮闘する日記(ポロリはないよ)

囚人のジレンマ②

考えたこと
<解決方法>
では、この囚人のジレンマを解決する方法はあるのでしょうか。
解決するとは、ともに自白をしないで刑期が2年になる状況を指すこととします。
 
まず、このままの条件では両者とも自白する事が最大の利益をもたらす行動なので、条件を加えなければならないでしょう。
 
○何度か繰り返される条件を加える
囚人のジレンマの状況を何回も起こるようにした場合はどうでしょうか。
最初にとった行動により相手の次の行動が変わって来るでしょう。3つの条件を加えてみましょう。

①4回連続で行う

②相手の行動は、前回の自分の行動により変化する(相手の行動は前回の自分の行動と同じ行動になる)。

③合計の刑期が最も少なくなる選択をするとしましょう。

すると以下のようになります。
 
 
Aが最初自白するという選択をした場合、最終的に合計40年、または32年の刑期、
Aが最初自白しないという選択をした場合、最終的に合計32年、または8年の刑期
 
となることが分かります。Bも同様です。
 
すると、自白しない場合の利益≧自白する場合の利益となるため、
Aは自白しないことを選びます。
もちろん人間はこのような単調な行動をするわけではなく、異なる選択をする場合も考えられます。あくまで、①、②、③の条件がそろった場合に起こりうることです。

○自白した場合に罰則を設ける、自白しなかった場合に報酬を設ける
自白することによる総体的な利益を少なくする、または自白しないことによる総体的な利益を多くする効果があります。自白しない選択肢が囚人にとって合理的な選択肢となるのです。


<結論>
囚人のジレンマは国際情勢をめぐる様々な問題において発生しています。
例えば、軍事設備拡大の問題、商品の値下げ競争などやめたくてもやめられない状況が身近なところでも見つけられるはずです。これを解決するには個別個別にその状況を発生させないためのシステムが必要です。システムの運用するコストやロスを勘案して効果的効率的なシステムを運用する必要があるでしょう。

ちなみに、これに似た概念として「合成の誤謬」という言葉があります。「合成の誤謬」とは各自が合理的な行動をし、個人個人は最適な効用を得ているのにもかかわらず、全体としては最適な効用が得られないということを指します。
相違点としては、個人として最適な効用を得られているかどうか、ということでしょう。
囚人のジレンマでは個人の効用が最適にならないのに対し、合成の誤謬では一見個人の効用は最大になっています。


今日はここらへんで。
ではでは。