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はたらく投資家

サラリーマン生活に疲れきっている投資家が奮闘する日記(ポロリはないよ)

軽井沢のツアーバス事故はなぜ起こったのか

考えたこと

軽井沢の碓氷峠でバスで事故が起こったみたいです。連日テレビやネットで報道されています。亡くなられた方々には、ご冥福をお祈りいたします。

 

以前私は群馬に住んでおり、事故のあった碓氷峠バイパスを時々原付で走っていました。トラックやバスの通りが多いところです。道がグネグネ曲がっていて走り屋(イニシャルDの影響か?)と呼ばれる方々も、ときどきいるようなところです。

 

グネグネ道が曲がっていて、冬場は路面が凍結している場合もあります。事故が起こりやすいところであるのは間違いないように思えます。ガードレールに車の引っ掻き傷とかも残っている場所がありますし、タイヤ跡も結構すごかったりします。走り屋の方々がつけていったものも多いのでしょうが、それ以外の方もいるのではないでしょうか(憶測にすぎませんが)。

 

今回は、なぜ事故が起こったかというところに焦点を当て記事を書いていきます。

 

まずは事故現場を見てみましょう

 

 

 <事件現場>

 

 

<GoogleEarth>

 

 

<ストリートビュー>

 

 

 

・・・こんな感じになっています。

 

 

事故現場は群馬県安中市から長野県軽井沢市に入ってからしばらく経ったところで、軽井沢の町まであと少しといった地点。バスはスキーツアーのため、夜間走行を行っていました。

なだらかな下り坂に緩めのカーブといったところでしょうか。急カーブというほどでもないのでスピードをものすごい出していない限り普通に曲がりきれるようなところですね。また、事故当時路面には凍結等の異常は発生していなかったため、運転手の体調の急変、または眠気等の人的問題、またはバスの故障かどちらかなのでしょう。

 

運転手の体調不良?それを事前に防ぐことはできなかったのか

 事故を起こしたバス会社「イーエスピー」は2015年2月に国土交通省の立ち入り検査を受けており、運転手の健康診断、乗車前の健康及び酒気帯び確認、入社時の適性検査を行っていなかったとして事故が起こる前の1月13日に行政処分を受け、バス1台を運行停止にするという行政処分を受けています。

また、当日バス発車前の点呼すらも「イーエスピー」社長の遅刻により行われず、健康状態の確認がされていなかったことが判明しています。

・・・見る限りずさんすぎませんか・・・?立ち入り検査で指摘された事項すら守れてないって。正常な会社だったら、立ち入り検査で指摘された事項は、徹底的に改善するはずです。しかも遅刻って、、、おいおい。

こんなのでは、過労にならないような勤怠管理も適切に行われていたかすら怪しいですね。突発的な眠気や過労による意識障害という可能性が濃厚ですね。

 

バスの不具合?兆候はあったのか?

 バスの使用年数は13年とのこと。高速バスの平均車齢11年は上回っているものの、13年ぐらいは標準的。直近では平成27年9月に車検を受けており、バスの不具合という可能性は低そうだ。

 

どうすればこのような事故は防げるのか

バス会社

今回のバス事故は起こるべくして起こったものなのではないでしょうか。バス会社は法律を守り、行政からの指摘を受けたらそれを真摯に受け止め、対応するということを怠っていました。逆にいうとそれを守ってしっかり管理しておけば今回の事故は防げたかもしれません。こういう事故があると法律を守る大切さが分かってきますね。誰のための法律なのかも。

シートベルトを着用しよう

今回、事故の衝撃でバスの車外へ投げ出されバスに押しつぶされてしまい亡くなられた方が多くいらっしゃいます。シートベルトを付けていればもしかしたら助かった命なのかもしれません。

バス会社側はシートベルトの着用を呼びかけていたと主張しています。一方乗客側はシートベルトの着用なんて聞いていないと主張しています。

正直これについては真偽のほどについては何とも言えませんが、言われるまでもなくシートベルトは着用しましょう。ただ、バスにのっていてシートベルトを着用している人は少数派なのではないでしょうか。身動きが取れなくなるし、違和感があり寝づらいしで面倒くさいからつけなくても大丈夫だろ、という判断でつけていなかったのでしょう。自分の命を守るために着けるということを忘れずにしておきましょう。

 

構造的な問題

最後に、この事故には構造的な問題が潜んでいることを書いておきましょう。

バス会社とバスの手配をするツアー会社の存在があります。今回は、「キースツアー」がスキーツアーを企画し、「トラベルスタンドジャパン」が仲介をし、「イーエスピー」がバスを手配しています。

 

「キースツアー」が格安でバスを手配できるバス会社を「トラベルスタンドジャパン」に依頼。「トラベルスタンドジャパン」は予算や条件の中から「イーエスピー」がベターだと判断し、バス運行を依頼。「イーエスピー」は厳しい予算内での受注を余儀なくされていたということです。商売ではお金を払う側はお金を受け取る側よりも強い立場にあることがほとんどです。今回のケースも同じでしょう。お金を受け取る立場にあった「イーエスピー」が苦しい状況に立たされていたことは間違いないでしょう。

「イーエスピー」が、利益を出すために、一番手っ取り早い安全確認コストを削減してなんとかしのいでいたことを考えれば、「イーエスピー」だけを責めることはできません。もし安全を絶対視して、その部分でのコスト削減ができなかったとしたら、ツアー会社からバスの配車を受注できずに倒産することもあり得たはずです。そのほうが良かったのかもしれませんが。

 

「イーエスピー」が実行犯だとすれば「キースツアー」と「トラベルスタンドジャパン」は「イーエスピー」にそうせざるを得ない状況を作り出した張本人として、主犯・ほう助犯ということができるのではないでしょうか。過激すぎますかね。

ここら辺の関係性をもうちょっと詳細に調べて全容解明することが、今回のような事故を起こさないための一番効果的な手段だと思います。

関係各位も真摯に事実を話して二度とバスの事故を起こさない努力を今から始めるべきです。