はたらく投資家

サラリーマン生活に疲れきっている投資家が奮闘する日記(ポロリはないよ)

長時間労働是正による生産性の向上とは

「生産性」という言葉が最近よく聞きます。

 

この言葉を聞いてまず連想するのが工場のラインのようにモノを大量生産をしている場面って方結構多いんじゃないでしょうか。

 

 

生産性とは

生産性とは、働く時間・投入するお金に対してどの程度のパフォーマンスを生み出せたかを生産性というのでしょう。つまり、生産性をあげるためには『パフォーマンスを一定に保ちつつ、働く時間及び投入するお金を減らす』か、『パフォーマンスを向上させながら、働く時間及び投入するお金を一定に保つ』ことの2種類あるといえるでしょう。

 

最近では電通の事件があった後、長時間労働の是正が大企業の至上命題となっています。いままでは漠然と早帰りを目指していたものを今では必達目標として掲げられている企業もあるんじゃないんでしょうか。

 

長時間労働の是正とは

長時間労働の是正とは、『パフォーマンスを一定に保ちつつ、働く時間及び投入するお金を減らす』ことを行おうとしているのです。

かくいう私もそういう世間の波にもまれているところで、今までと同じ成果をより短い時間で出す圧力をひしひしと感じています。もちろん、年次が上がっていくにつれ自分の能力が上がっていくため同じ成果であれば年を追うごとに短い時間で出せるようにはなっています。しかし今の社会ではそれ以上のスピードで生産性を上げることを求められているのです。

 

個人的には短時間全力疾走で仕事をしてあとは余暇を楽しむという働き方よりも、長時間だらだらと仕事をして帰ったら寝るという生活のほうが好きです。

でも、社会がそれを許さない。そういう状況になっています。

 

ただ、単純に長時間労働を是正しただけでは生産性はあがりません。しかし限られた時間でやるべきこととやるべきでないことを取捨選択していくため今まで時間があったからこそできていたことは徐々に無くなっていくことになります。例えば惰性で続いている会議、何のためにやっているかわからない社内独自のルール、とりあえずのあいさつ回り、そんな生産性のないことは自然と無くなっていくでしょう。というか無くしていかないと仕事が回らなくなってしまいます。

 

労働者に利益はあるのか 

もし、パフォーマンスを下げずに長時間労働が是正できたのであれば企業としては残業代も削れて収益力アップは間違いないでしょう。労働者は余暇を増やすことができ一見Win-Winの関係かと思われます。しかし、そうなのでしょうか。企業は収益力アップは間違いありませんが、労働者としては残業代が削られ、一定のパフォーマンスを生み出すのに全力で仕事に取り組まなければならないため疲弊してくたくたになってしまいます。

100メートル走を全力で5本走りそのあと休息するのと、500メートルを歩いて進むのではどちらがつかれますか?わたしは500メートルを歩いて進む方が疲れないと思います。長時間労働の削減とは500メートルを歩いていたところを100メートルを5本全力で走りそのあと休息することを強要される、それが長時間労働の是正の一つの見方だということを認識しておかなければなりません。

 

まとめ

現在の生産性についての議論を見ていると色々複雑に絡まりあっています。長時間労働の是正は短期的に企業の収益の改善や労働者の余暇の充実だけではなく、少子化対策であるとか、いままで長時間働けなかった人たちにスポットライトを剥けて働く意欲を増進したり、いろいろな効果があるといわれています。企業の自助努力によりそれが巡り巡って日本をより豊かにしていく、そうするためには長時間労働是正という強権発動により一人一人の意識の強制的な改革も致し方ないのではないでしょうか。