上場企業分析

上場企業目標株価を掲載

固定長期適合率

自己資本と固定負債のうち、固定資産として計上されている部分はどの程度あるか見る指標。

 

計算式 : 固定長期適合率(%) = 固定資産 ÷ (自己資本(純資産) + 固定負債) × 100

 

多額の設備投資が必要な業種(電力、鉄道、海運、鉱業等)では必要資金を自己資本のみで賄うのは困難で、不足分は固定負債(長期借入金・社債等)にて賄われます。

そのため、業種によっては分母側の資金調達を自己資本のみとした固定比率(固定比率 - 上場企業分析)のみでは、財務的な安定性を図る指標としては不十分です。

その点、固定資産が、自己資本と固定負債を合わせた短期的には返済しなくてもよい資金で賄われているか見る指標である固定長期適合率は固定比率のみでは確認できない財務安定性を図るために使用されます。

 

固定長期適合率が低いほど、自己資本と固定負債で固定資産を賄っている部分が多く、あるいは自己資本及び固定負債で固定資産を調達する余力があるといえます。

比率が100%以下であれば、すべての固定資産が自己資本及び固定負債で賄われており、財務状況が安定的であるといえるでしょう。

同様に、100%を超えると固定資産の調達が不足しており、流動負債で調達した資金が固定資産へ流用されているといえ、財務的に不安定であるということが言えます。